別上七角鉄木 [84124]
別上七角鉄木
「箸は単なる2本の棒ではない。」
そんな職人の声が聞こえて来そうです。
その昔、木箸と言えば丸か四角がほとんど、
手にしっくりくる箸は、見当たらない。
では、どの形が一番しっくりくるのか?
こんな疑問から始まりました。
まず、八角にすることで丸に近く、滑らない握りやすい箸ができ,
その後、箸を持つ指の数は奇数だからと五角の箸をつくってみると
実にぴたりと手におさまりよいことに気づいた。
さらに同じ奇数の七角にすると、
手にとてもしっくりくる思い描いていた箸に仕上がりました。
しかし、奇数角の箸は作るのが難しかった。
平行になる対の面が必ずある偶数角のものに比べ、
奇数角のものは目安になる面がない。
特に箸先は、一番細くなるので、
もっとも神経を使う場所、
息を吸い-止め-削る、
それを何度も繰り返す。
何百本も手作りで、
しかも安定して作らなければならない。
結局、世に出せるまでに2年の歳月が必要でした。
今でも、にぎり易さという機能性を追及した
200種近くある箸の中でも大黒屋を代表する箸となっています。
木材は、鉄木を使用しており、
縞黒檀より少し軽い持ち味になります。(鉄木の説明を見る)
長さ:21.5cmと23.5cmがあります
木材: 鉄木
表面仕上げ: 拭き漆
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販売価格: 5,500円(税込)