小割

 

小割と云う四角形の棒状から作成していきます。 

                                                                              

 

胴張つけ

 

四角形の棒状から色々な形(四方面、八角形、五角形等)にサンダーで大まかに形づくりをした後、カンナで形を整えます。 

 

 

柄かけ

 

ほぼ箸の長さと同様の幅の、ゴムでできた帯状の輪の中に、ピッチリとすき間なく二百五十膳の箸を両側からさし、これを「がら」と呼ばれている機械に川砂と研磨剤を入れて、川砂がこぼれないように最初だけ水をたらしてから、四、五時間回転させます。途中一回くらい砂を足します。箸同士がこすれて表面がなめらかになるという原理です。「がら」をかけた後は屋根の上で天日で一日乾かします。

 

 

仕上げ

 

江戸木箸は喰い先一寸(3cm)の部分、ここが箸の心臓部、先を細く仕上げるために カンナで箸の形を整えます。少しでも手元が狂うと今までの工程がすべて無駄になるので、もっとも神経をつかうところ。
「息を吸い、止め、削る」この工程を繰り返しついに完成する。 

 

 

大黒屋店主 竹田さんからのメッセージ